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「最近、食欲が落ちてきた」「吐くことが増えた」「便の様子がいつもと違う」——そんな変化が気になることはありませんか?
食べ物の消化や栄養の吸収を担う消化器は、犬猫ちゃんの健康を支える大切な器官です。シニア期になると、年齢に伴う体の変化により、胃や腸などの消化器に関わる病気が見られることもあります。
今回は、シニアの犬猫ちゃんに見られる主な消化器の病気について、気づくきっかけとなる症状とともにご紹介します。
毎日の食事や排泄の様子を振り返りながら、愛犬・愛猫の小さな変化に気づくためのヒントとしてお役立てください。
膵炎(犬・猫)
膵臓に炎症が起こる病気のことです。偏った食事、肥満や高脂血症が要因と考えられています。
膵炎は、若い子でも発症しますが、シニアになると消化機能が低下し発症リスクが高くなるため、注意が必要です。
【症状】
急性膵炎と慢性膵炎があります。
急性膵炎では、元気や食欲の低下、腹痛、浅く速い呼吸、嘔吐や下痢などが現れます。重症化すると、呼吸困難やショック症状を示し、命に関わることもあります。
慢性膵炎では、症状は軽度であるものの、急性膵炎と似た症状を断続的に引き起こします。犬は急性型、猫は慢性型が多いのが特徴です。
【ご家庭での予防や注意点】
栄養バランスの取れた食事を与え、脂肪分の多い食事やおやつを避け、肥満にならないように日頃から適度な運動を心がけることが大切です。
慢性膵炎は進行がゆっくりで、症状が出にくいことがあるため、定期的な超音波検査や血液検査などの健康診断で、膵臓の状態を確認することが大切です。
胆泥症(犬・猫)
胆嚢に泥状の物質(胆泥)が溜まってしまう病気です。胆汁は、本来サラサラとした液体ですが、何らかの原因で胆汁の成分が変質し、泥状に変化してしまいます。胆泥が蓄積することで、正常な胆汁の流れを阻害し、胆嚢の機能が低下します。
【症状】
食欲不振、腹痛、嘔吐や下痢、黄疸などの症状が見られます。
重症化すると胆嚢や胆管が破裂し、腹膜炎を引き起こす恐れがあり、命に関わることもあります。
【ご家庭での予防や注意点】
定期的な運動は胆汁の流れを良くし、胆泥の蓄積を防ぐ効果が期待されます。
また、脂肪分の多い食事やおやつを控え、生活習慣を整えることが大切です。
初期段階は無症状のことが多く、そのまま病態が進行することがあります。 症状が現れる前から定期的に動物病院を受診し、健康診断を受けて早期発見を心がけましょう。
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まとめ
シニア期の犬猫ちゃんの健康を守るためには、毎日の食事や運動など、日頃の生活習慣を整えることが大切です。
膵炎や胆泥症は、初期には症状がわかりにくい場合もあります。食欲や元気、便の状態など、普段の様子をよく見ておくことで、小さな変化に気づきやすくなります。
また、目立った変化がないときも、定期的に健康診断を受けて体の状態を確認することがおすすめです。毎日の何気ない様子に目を向けることが、愛犬・愛猫の今の健康状態を知るひとつの手がかりになります。


