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2026.01.30
コラム
【獣医師監修】シニア猫・シニア犬がなりやすい病気とは?早期発見ポイントを解説

近年、フードや医療の進歩により、犬や猫の寿命は大きく延びています。
10歳、15歳と年齢を重ねても元気に過ごしている子も多く、「シニア期」を迎えること自体が特別なことではなくなってきました。

一方で、年齢を重ねるにつれて増えてくるのが、加齢に伴うさまざまな病気です。
「最近よく寝ている気がする」「動きがゆっくりになった」など、年齢のせいと思われがちな変化の中に、病気のサインが隠れていることも少なくありません。

このコラムでは、シニア期の犬・猫がなりやすい代表的な病気と、飼い主さまが自宅で気づける早期発見のポイントについて解説します。

今回のコラム監修者を紹介
著者のプロフィール画像

獣医師 森田 慶先生

獣医フリーランス協会 代表理事、株式会社Anicure/Anicure動物病院 取締役、東京動物皮膚科センター 歯科主任、特定非営利活動法人ペット災害危機管理士会 理事を務める。ペットスキンケアブランドMalukeの製品開発にも協力。

シニア期とはいつから?

一般的に、犬では7歳頃から、猫では7〜8歳頃から 「シニア期」と呼ばれることが多くなります。大型犬は小型犬よりも早くシニア期に入る傾向があり、犬種や体格によって個体差があります。

大切なのは、「年齢=病気」ではないものの、病気のリスクが高まる時期に入るという意識を持つことです。

シニア犬・シニア猫に多い病気

腎臓病

猫で特に多く、犬でも高齢になると増えてくる病気です。
腎臓は一度悪くなると元に戻りにくいため、早期発見がとても重要です。

早期のサインとしては…

・水を飲む量が増える
・おしっこの量が増える
・食欲が落ちる

といった変化が見られます。

心臓病

犬では小型犬を中心に、猫では心筋症などが多く見られます。
初期にはほとんど症状が出ないことも多く、健康診断で見つかるケースも少なくありません。

注意したい変化としては…

・咳が増えた
・呼吸が早い、苦しそう
・疲れやすくなった

などがあります。

腫瘍(がん)

年齢とともに発生率が高くなる病気のひとつです。
良性のものから悪性のものまでさまざまで、早期発見できれば治療の選択肢が広がります。

自宅で気づきやすいポイントとして…

・体にしこりがある
・急な体重減少
・元気や食欲の低下

などが挙げられます。

関節疾患・運動器のトラブル

犬では関節炎や椎間板疾患、猫では関節の変形や痛みが見られることがあります。
「年だから動かなくなった」と思われがちですが、痛みが原因の場合もあります。

・立ち上がるのに時間がかかる
・階段やジャンプを嫌がる
・歩き方がぎこちない

といった変化には注意が必要です。

内分泌疾患(糖尿病・甲状腺疾患など)

シニア期にはホルモンバランスの異常も起こりやすくなります。
糖尿病や甲状腺の病気は、初期症状が分かりにくいことも多い病気です。

・水をよく飲む
・食欲があるのに痩せる
・元気がなくなる

といった変化が続く場合は注意しましょう。

シニア犬・シニア猫の病気を早期発見するために大切なこと

日常の「いつもと違う」に気づく

病気の早期発見で最も大切なのは、日常の変化に気づくことです。
食欲、元気、体重、水の飲み方、排泄の様子などを普段から意識して見ておくことで、小さな異変にも気づきやすくなります。

定期的な健康診断を受ける

シニア期に入ったら、年に1回ではなく半年に1回程度の健康診断がおすすめです。
血液検査や画像検査によって、症状が出る前の段階で病気が見つかることもあります。

「年のせい」と決めつけない

シニアになると変化が増えるのは自然なことですが、すべてを年齢のせいにしてしまうと、病気の発見が遅れてしまいます。

「念のため診てもらおう」その一歩が、愛犬・愛猫の健康を守ることにつながります。

まとめ

シニア猫・シニア犬は、年齢とともにさまざまな病気のリスクが高まります。
しかし、早期に気づき、適切な対応を取ることで、穏やかで快適な生活を続けられるケースも多くあります。

日々の観察と定期的な健康診断を習慣にし、「気になる変化があれば早めに相談する」その積み重ねが、これからの時間を大切に過ごすための第一歩です。

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