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2026.08.14
コラム
シニアになるとかかりやすい病気とは?④ホルモンの病気

ホルモンは、犬猫ちゃんの体のさまざまな働きを調整し、健康を保つために大切な役割を担っています。

しかし、シニア期を迎えた犬猫ちゃんでは、ホルモンの分泌バランスが変化し、ホルモンに関わる病気を発症することがあります。

今回は、シニアの犬猫ちゃんに見られるホルモンの病気についてご紹介します。大切な家族である犬猫ちゃんが健やかな毎日を過ごせるよう、ぜひ日頃の健康管理にお役立てください。

今回のコラム監修者を紹介
著者のプロフィール画像

Maluke開発者 森瑛穂

愛玩動物看護師として約10年従事。海外でドッググルーマーとして活動したのち帰国。トリミングサロンに行けない病気やシニアの犬猫ちゃんが「どうすれば快適に、清潔に過ごせるのか」考えた末、Maluke「洗い流さない炭酸シャンプー」を2025年開発。

甲状腺機能低下症(犬)

甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンが少なくなることで起こる病気です。甲状腺ホルモンは、全身の代謝機能を調整する機能を担っています。原因として、甲状腺そのものが異常で起こることが多いです。

【症状】
寝る時間が増える、元気消失、体重が増加する、皮膚が分厚くなる、尻尾の脱毛(ラットテイル)、また、顔の皮膚がたるみ悲しそうな表情になるという特徴的な症状が現れることもあります。

【ご家庭での予防や注意点】 
この病気は予防が難しいため、早期発見が重要です。定期的に健康診断を受けて早期発見を心がけましょう。

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)(犬)

脳のホルモン伝達に関する部位が過剰に働き、副腎皮質ホルモンが過剰分泌されてしまう病気です。一部は脳ではなく副腎の腫瘍が関わっていることもあります。

【症状】 
多飲多尿、皮膚病が増える、皮膚が乾燥し薄くなる、筋力が低下し疲れやすくなる、体重は変わらないのにお腹が膨れる、抜けた毛が生えてこない、毛がバサバサするなど、さまざまな症状が見られます。これら複数の症状を呈した状態を副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)と呼びます。

【ご家庭での予防や注意点】 
進行すると血栓症などの重篤な疾患の原因となります。定期的な血液検査や超音波検査でこの病気の兆候がないか調べてもらいましょう。また、初期症状に前述した多飲多尿が見られます。1日の飲水量が体重あたり犬で100ml、猫で50mlを超える場合は動物病院を受診しましょう。

甲状腺機能亢進症(猫)

甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて起こる病気です。原因として、甲状腺の腫瘍や過形成が考えられています。

【症状】 
食欲があるのに痩せてしまう、攻撃的になる、落ち着きがなくなるといった変化が現れることがあります。

【ご家庭での予防や注意点】 
この病気は予防が難しいため、早期発見が重要です。定期的に健康診断を受けて早期発見を心がけましょう。

糖尿病(犬・猫)

何らかの原因によりインスリンの分泌が不足して高血糖を起こす病気です。

【症状】 
多飲多尿、食欲があるのにやせてしまうなどの症状が現れます。犬の場合、白内障になる、猫の場合、神経系に異常が出て歩き方がおかしい様子が見られることもあります。

【ご家庭での予防や注意点】 
日頃から尿量や飲水量をチェックし、普段と異なる状態が続く場合は早めに動物病院を受診しましょう。また、定期的な血液検査などの健康診断を受けて早期発見を心がけましょう。

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まとめ

ホルモンの病気は、元気がなくなる、体重が増える・減る、水を飲む量や尿の量が増える、皮膚や被毛の状態が変わるなど、日常生活の中で気づける変化が現れることがあります。
しかし一方で、ご家庭での予防が難しい場合も。そのため、シニア期には普段の様子をよく観察するとともに、定期的に健康診断を受け、早期発見につなげることが大切です。

「年齢のせいかな」と思うような小さな変化も、体からのサインかもしれません。飲水量や尿量、体重、食欲、皮膚や被毛の状態などを日頃から確認し、気になる変化が続く場合は早めに動物病院へ相談しましょう。

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